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イタリアは各地域に郷土料理がたくさんあり、新しい味に出会う楽しさはイタリア料理の醍醐味の一つです。

世界的に有名なものもあれば、海外どころかイタリアでもごく一部でしか知られていないものもあります。

北イタリアの郷土料理は比較的濃い味のものが多いです。この地域では昔は牛乳が主な食料資源であり、バターを使った料理が多く作られていました。

そんな北イタリアの各州の代表的な郷土料理をご紹介します。

ロンバルディア州

ミラノのあるロンバルディア州。この地域で最も代表的かつ人気のある料理は「ピッツォッケリ(pizzoccheri)」です。そば粉のパスタに、ジャガイモとキャベツ、そしてチーズ、バター、を使った濃厚なソースを合わせた非常に濃厚な一品です。

もう一つの代表的な料理は「ポレンタ(polenta)」です。とうもろこしの粉を使ったシンプルな料理で、肉や魚の付け合わせによく食べられます。調理方法は茹でたり、焼いたり、揚げたりと様々です。

その他に「カソンチェッリ(casoncelli)」という詰め物をしたパスタもロンバルディアの名物料理です。肉、レーズン、アマレット(イタリアで有名な焼き菓子)を詰めるのが基本ですが、梨やパン粉など好きな材料を加えてもOK。バターとセージのソースで食べるのが一般的です。

ヴェネト州

アドリア海に面するヴェネト州の郷土料理はパスタを使わないものがほとんど。代表的なものをいくつかご紹介します。

まず「リージ・エ・ビージ(risi e bisi)」。最も有名な郷土料理で、お米、えんどう豆、ベーコンを使った春を代表する料理です。4月25日、ヴェネチアの守護神サン・マルコの祝日によく食べられます。

次に「イワシのサオール(sarde in saor)」。 揚げたイワシを酢漬けしたタマネギと和えた甘酸っぱい料理です。「サオール」はベネチアの方言で「美味しい」を意味しますが、その名に負けない逸品です。

ヴィチェンツァ風のタラ(baccalà alla vicentina)」も人気のヴェネツィア料理です。塩漬けにして乾燥させた魚とオリーブオイル、牛乳を使った料理です。で作られています。料理名にはタラとありますが、正確にはストッカフィッソという魚が使われます。

ピエモンテ州

フランスと国境を接するピエモンテ料理の代表料理は、アニョロッティ・デル・プリン(agnolotti del plin)、カステルマーニョのニョッキ(gnocchi al Castelmagno)、タリオリーニ(tagliolini)です。

まずは、「アニョロッティ・デル・プリン」。プリンはピエモンテの方言で「摘む」を意味します。小さな正方形をした詰め物のパスタで、中身はローストしたお肉と野菜が一般的です。クリスマスの代表的な料理として現地で親しまれています。

「カステルマーニョのニョッキ」は、ピエモンテ州の特産品、風味豊かで濃厚なカステルマーニョ・チーズを使ったソースのニョッキです。

最後に「タリオリーニ」は、タリアテッレよりも細い手打ちの生パスタです。トリュフを使ったソースと合わせるのが絶品です。

エミリア・ロマーニャ州

エミリア・ロマーニャ州の最も代表的な料理は、「ラザニア・アッラ・ボロネーゼ(lasagne alla bolognese)」。パイ生地のような形をした生パスタを、ミートソース、ベシャメルソースと交互に重ねて作ります。

ラザニアはイタリア全土で人気のある伝統料理です。

揚げパンのような「ニョッコ・フリット(gnocco fritto)」も代表的な伝統料理です。生ハムやサラミが付け合わせとして添えられます。

その他に有名なエミリア料理として「ピアディーナ ・ロマニョーラ(piadina romagnola)」もあります。手軽で、食べやすい料理です。酵母を使わない、ラードの入った薄いパンを焼き、好きな具材を挟んで食べます。生ハムとチーズ、ルッコラのピアディーナがとても人気です。

ヴァッレ・ダオスタ州

スイスと国境を接し、高い山に囲まれたヴァッレ・ダオスタ州は濃厚な山の味覚がたくさんあります。

その一皿が 「アオスタ風カツレツ(cotoletta alla valdostana」。フォンティーナチーズとハムを挟んだカツレツです。外はサクサク、中はトロッとした食感が特徴で、特に子供に大人気の料理です。

もう一つ代表的な料理は「ポレンタ・コンチャ(polenta concia alla valdostana」です。ポレンタ(とうもろこし粉)をバターやチーズで味付けしたとても濃厚な料理です。

ズッパ・アッラ・ヴァレッピネーゼ(zuppa alla valpellinese」もヴァッレ・ダオスタ州の代表料理です。一般的なスープと異なり、乾燥させたパンとキャベツ、チーズを使ったグラタンのようなトロッとした食感が特徴の料理です。

リグーリア州

リグーリア州には世界中でも有名な料理がたくさんあります。

まずは「フォカッチャ・ディ・レッコ(focaccia di Recco)」。薄いフォカッチャの間にチーズを挟んだ料理です。チーズはクリーミーでフレッシュなクレシェンツァが使われます。

イタリアの国内外で人気のある料理といえば「ジェノベーゼpasta al pesto」でしょう。リグーリア州では「トロフィエ(trofie」という細長く、ねじれたパスタが使われるのが一般的です。

ジェノベーゼソースは、みじん切りにした新鮮なバジルとオリーブオイル、松の実で作られます。ジェノベーゼソースのトロフィエは食べ出したら止まらない絶品です。

タラとじゃがいもを使った「ブランダクユンBrandacujùn」も典型的なリグーリアの名物料理です。

トレンティーノ・アルト・アディジェ州

トレンティーノ・アルト・アディジェの郷土料理も典型的な山料理で濃厚なものが多くあります。

カネーデルリ(canederli」はこの地域の最も典型的な料理の1つで、特に東ヨーロッパで知られています。硬くなったパンをチーズとベーコンと一緒に団子状に丸め、スープに入れて食べる料理です。

シュペッツレ(spätzle」も、トレンティーノ・アルト・アディジェ州の郷土料理です。ニョッキに似たパスタですが、おろし金のような専用の器具で作られるため、小さくて不規則な形をしています。ほうれん草のソースと合わせるのが人気の食べ方です。

伝統的なデザートとして「ストゥルーデル(strudel」があります。りんご、シナモン、松の実、レーズンを生地で包み込んだもので、外側がカリッとした香ばしいデザートです。

フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州

最後に、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州についてご紹介します。主な郷土料理はフリコ(frico)、ムゼット・エ・ブロバーデ(muset e brovade)、チャルソンス(cjarsons)です。

フリコ」はじゃがいも、玉ねぎ、モンタージオ・チーズを使ったスフォルマート(蒸し焼きにした料理)です。柔らかいものと、サクサクしたものの2種類があります。

ムゼット・エ・ブロバーデ」はこの地域ではクリスマスのメイン料理として知られています。「ブロバーデ」はブドウの搾りかすに浸したカブ、「ムゼット」は豚の鼻を使ったソーセージのことです。

チャルソン」は 、特にオーストリアとの国境沿いにある山間地域カルニアで有名な郷土料理です。甘いものを詰めたパスタで中身は様々ですが、リコッタチーズ、シナモン、レーズン、チョコレートを詰めたものが最もメジャーです。チャルソンはこの地域に伝わるとてもユニークで特別な伝統料理です。

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