イタリア料理の定番カルボナーラは、首都ローマの代表的な伝統料理の一つです。
少ない材料で作ることができ、イタリアの国内外で多くの人に愛されています。
材料は次の通り。
- パスタ:基本的ににスパゲッティを使いますが、リガトーニやブカティーニが使われることもあります。
- 卵
- グアンチャーレまたはベーコン
- ペコリーノチーズ
- 黒胡椒
たったこれだけの材料で、美味しいカルボナーラを作ることができます。
歴史
多くの伝統料理と同じように、カルボナーラの起源も実ははっきり分かっていません。一般的にイタリアのラツィオ州で発祥したと考えられています。
一部の研究者や年配者の間では、1839年頃に誕生したパスタ「胡椒と卵のパスタ(カーチョ・エ・ウオーヴァ)」の派生だと考えられています。カーチョ・エ・ウオーヴァは現在のカルボナーラと似たレシピで作られており、第二次世界大戦までは公式の名前として使われていたようです。
実際に、第二次世界大戦以前に「カルボナーラ」という名前が使われた記録は残っていません。1930年に出版された、美食家兼ジャーナリストのアダ・ボーニ氏による著書「La Cucina Romana」の中で初めてカルボナーラが登場します。
名前の由来
カルボナーラという名前の由来には、主に3つの仮説があります。
- 1つ目の説は、イタリア語で炭鉱労働者を意味するカルボナーリ(carbonari)に由来するというもの。力仕事をこなすために必要なエネルギーを摂取するために食べられていたとされています。
- 2つ目の説は、19世紀初頭のイタリア統一の初期に人気を博した「カルボナリ」という秘密結社のオマージュであるとするもの。
- 3つ目の説は、ローマの有名レストラン「ラ・カルボナーラ」で発明されたというもので、これが最も有力な説とされています。
イタリアの新聞社La Stampaによって「カルボナーラ」という名前は初めて使用され、1944年に連合国によるローマ解放後、アメリカ当局の要望を受けて提供したローマ料理であると説明されました。
当時作られていたのはアメリカ軍から支給されたベーコンと卵、パスタというシンプルな食材で作られた料理で、アメリカ人兵士たちに「スパゲッティ・ブレックファスト」と呼ばれていました。卵とベーコンはアメリカ人兵士たちの朝食だったのでこのように呼ばれました。
これがカルボナーラの起源に関する有力な説です。
トスカーニータ・インスタントがあれば、この歴史あるカルボナーラをいつでも、どこでも、あっという間に調理することができます。
では、伝統的なカルボナーラのレシピをご紹介します。
レシピ
カルボナーラは実は見た目以上に作るのが難しい料理です。特に卵のクリームが大変です。
しかし、心配ご無用。美味しいカルボナーラの作り方をご紹介します。
まず、 お湯を沸かします。その間に好きなパスタを選びましょう。カルボナーラにはスパゲティが一般的ですが、ブカティーニやリガトーニが使われることもあります。
水が沸騰したら、塩をひとつまみ加え、パスタを茹でます。茹で時間はパスタのパッケージに記載された時間を守りましょう。
パスタを茹でている間に、グアンチャーレを軽く炒めます。油は加えずに、肉の脂を使って炒めます。
次に、卵クリームを作ります。 卵(全卵もしくは卵黄のみ)にペコリーノチーズ、黒胡椒を加え、クリーム状になるまでよく混ぜます。
パスタを茹で終わったら、水気を切り、グアンチャーレと卵クリームを熱いパスタに加えます。卵が固まってしまうので、火は使わないようにしましょう。
よく混ぜ合わせたら完成です。
以上がカルボナーラの伝統的なレシピですが、トスカニータ・インスタントを使えば簡単に、いつでも、どこでも、たった3分でカルボナーラを作ることができます。
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